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2024年3月16日(土)

低額回答抗議 スト決行

「全労働者の賃上げを」

郵政ユニオン

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(写真)日本郵政本社前で「ストライキ決行中」の横断幕を掲げて大幅賃上げを求める参加者=15日、東京都千代田区

 郵政産業労働者ユニオンは15日、すべての郵政関連労働者の大幅賃上げと非正規社員の均等待遇実現・正社員化を求めて、全国20職場でストライキを決行しました。東京・大手町でスト突入本社前集会を行いました。

 郵政ユニオンは物価高を上回る大幅賃上げ(正社員・月3万円以上、時給制契約社員・時給200円以上など)や大幅増員などを要求。日本郵政の回答は、正社員は平均5100円(2800~1万2200円)の低額ベア、非正規社員にはゼロ回答です。一時金は、ゆうちょ銀行のみ4・4カ月で日本郵政と日本郵便、かんぽ生命は4・3カ月と差をつけました。

 日巻直映委員長は、「私たちの要求とは大きくかけ離れ、異常な物価高が続く中、生活改善につながらない超低額回答に断固抗議する」と強調。非正規社員の時給引き上げに応じない会社を批判し、積み上げてきた黒字と内部留保の還元で、生活できる賃金への引き上げを求めました。

 各地の労働者が「非正規は昨年に続くゼロ回答だ。怒りをもって職場の仲間がストに入った」「業務量の増加に要員が見合っておらず労働強化が進んでいる。要員不足の解消を」と訴えました。

 連帯あいさつした全労連の仲野智常任幹事は、「非正規の賃上げなしには終われない春闘だ」と強調。全労協の関口広行事務局長は「郵政労働者の4割が非正規だ。その犠牲の上に郵政が成り立っていることを忘れてはいけない」と訴えました。


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