2024年3月15日(金)
物価高超える賃上げを
全労連・国民春闘が全国統一行動
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春闘の集中回答翌日の14日、全労連・国民春闘共闘などが物価高騰を上回る大幅賃上げ・回答上積みを求めて、ストライキや集会、宣伝など全国統一行動に取り組みました。
JMITU(日本金属製造情報通信労働組合)日本IBM支部は、日本IBMと分割会社キンドリルジャパンで基本給10%の大幅賃上げを求め、7日に続く第2次ストを実施しました。
東京・六本木ヒルズのキンドリル前スト集会で、大岡義久支部委員長は、「10年、20年も賃金が上がっていない労働者がいる」と指摘。会社が米国流「ジョブ型」制度を口実に「物価高騰は考慮しない」と賃上げを拒否していることに対し、「本社のある米国では多くの労組がストに立ち上がり、賃上げが実施されている。日本IBMでは賃上げどころか、退職強要も強行している」と抗議しました。
在宅勤務手当についても、現在の1日200円から400円へ増額を要求。「物価高騰で、在宅勤務で負担する電気代なども上がっており、手当増額は当然だ」と強調しました。
キンドリルでは会社分割のタイミングで1回少なくなった賃金改定の実施も要求しています。同社で働く男性は、「再雇用社員は初任給より低い賃金で働かされている」と批判。組合要求で2年前は月額17万円だったものから現在25万円に引き上げさせており、さらなる待遇改善を訴えました。