しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2024年3月13日(水)

仕事に見合う賃金に

仙台 スシロー従業員らスト

写真

(写真)スシローに賃上げを求めてストライキする従業員ら=11日、仙台市泉区

 物価高に苦しむスシローの非正規雇用労働者らが11日、仙台市泉区の店舗前で「仕事に賃金が見合っていない」として10%以上の賃上げや労働環境の改善を求めるストライキ・宣伝を行いました。

 首都圏青年ユニオンの回転寿司分会などはこれまで、スシロー各店舗に対して1500円以上への賃上げを求め交渉してきましたが、同店舗での回答は40円増の1000円にとどまっています。

 ユニオンの吉田帆駆斗分会長は「回答額では生活できる賃金にはまったくとどいていない」とストの経緯を説明しました。

 昨年の春闘では無回答だった同店舗。非正規雇用労働者は組合員を中心に、時給910円から引き上げを求めて署名を提出。昨年10月に40円、4月からさらに40円と賃上げを積み上げてきました。

 ストに臨んだ60代の女性従業員は、「パートの多くが、本当はもう少し休みをとりたいが、賃金が安いため休めない」と1500円の実現を訴えました。

 東京都や埼玉県の店舗の労働者らも応援に駆け付けました。役割は増えたが加算は5円と話す、埼玉北部の店舗でアルバイトとして4年間働いている大学4年生は、「どうして5円なのか説明はない。スシローは労働に見合った賃金を確保してほしい」と迫りました。


pageup