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2024年3月12日(火)

あれから13年 被災地で訴え

盛岡 幸福追求権の保障こそ

穀田国対委員長ら

写真

(写真)訴える(左から)吉田、穀田、斉藤の各氏=11日朝、盛岡市

 東日本大震災津波から13年となった11日の朝、日本共産党の穀田恵二国対委員長・衆院議員は盛岡市で吉田恭子衆院東北比例予定候補、斉藤信県議とともに街頭演説を行いました。

 穀田氏は、政府は来年度で被災地への支援策を打ち切る方針を示しているが、岩手の達増拓也知事が小池晃書記局長と懇談(2月15日)した際、「国の支援を再強化することが必要だ」と求めていたと指摘。復興の考え方の根本に憲法13条の幸福追求権の保障を据えるべきだと述べました。

 穀田氏はまた、裏金事件という組織的犯罪で国民の支持を失った岸田政権が「悪政をたんたんと進めるのは許されない」と強調。震災、主要魚種の不漁、コロナ禍、物価高騰の「四重苦」で被災者の暮らしが困難に直面するなか、自民党政治を終わらせるために力を尽くすと訴えました。

 吉田氏は、福島原発事故が自らの活動の原点だと紹介。大震災津波の教訓が能登半島地震で生かされていないと語り、被災者生活再建支援金の600万円以上への増額が急務だと力を込めました。

 バス停で演説を聞いていた男性が手を振るなど、市民からの激励が相次ぎました。

 穀田氏はその後、市内で開かれた県主催の追悼式に参加しました。


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