2024年3月8日(金)
2024国際女性デー
議員の半数 女性に その先に声届く政治
クオータ制推進へ院内集会
国際女性デーの8日に合わせ、女性の政治参画を進めるための活動をする「クオータ制(割り当て制)を推進する会」(Qの会)は7日、国会内で集会を開きました。与野党の国会議員62人、全体で約140人が参加し、「議員の半分に女性を」と求め、話し合いました。
![]() (写真)集会であいさつする倉林議員=7日、参院議員会館 |
女性議員の割合は、今年2月現在、衆議院で10・4%、参議院で26・7%、都道府県議会で11・8%、市区町村議会で15・9%にとどまります。女性議員(衆議院)割合の国際比較では日本は186カ国中164位です。日本では2018年、候補者を男女均等にすることを目指す法律が成立。しかし拘束力がなく守られていないのが現状です。
集会では冒頭、2月に亡くなった同会の赤松良子代表に黙とうしました。同会顧問の三浦まり・上智大学教授は「女性議員を増やすことを突破口にしながら、その先にあるのは、みんなの声が届く政治です」と発言。実現のためには、候補者数を男女均等にすることを義務付けるなど「強制力のある」制度改正が必要だと話しました。
日本共産党の倉林明子副委員長・ジェンダー平等委員会責任者と岩渕友、吉良よし子の各参院議員が参加しました。倉林氏は、30年までに党の女性議員を50%にすることを目指し「本気で取り組んでいきたい」とあいさつしました。
政治分野のジェンダー平等を目指す「FIFTYS PROJECT(フィフティーズ プロジェクト)」の芝田万奈さん、政治家を目指す女性を育成する一般社団法人「パリテ・アカデミー」の西川有理子さんら若手アクティビストも発言。ジャーナリストの安藤優子さん、長野智子さん、「高齢社会をよくする女性の会」の樋口恵子さんが動画メッセージを寄せました。









