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2024年3月4日(月)

新基地は行き詰まる

沖縄県議会 比嘉氏が強調

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(写真)質問する比嘉みずき議員=1日、沖縄県議会

 日本共産党の比嘉みずき沖縄県議は1日の議会一般質問で、名護市辺野古の新基地建設問題を取り上げました。基地建設に伴う設計変更を県が公有水面埋立法(公水法)に基づき不承認とした理由について「今も生きている」と述べ、国が強行する工事は軟弱地盤の問題などで必ず行き詰まると強調しました。

 県の前川智宏土木建築部長は、不承認処分が公水法の要件を満たすかどうか、昨年9月の最高裁判決は何ら判断をしていないと答弁。軟弱地盤を含め災害防止に配慮されていないことなどを主張してきたとして、「重大な懸念は払拭されていない」と述べました。

 比嘉氏は、新基地建設に向け国が出した環境影響評価書に、2012年当時の県政が404件も不適切とする意見を提出していたことなどを指摘。「新基地建設は政治的にも、技術的にも破綻している」と力説しました。

 玉城デニー知事は、辺野古が基地に適した場所かどうかなど過去の県の認識を検証する必要性にも触れ、「しっかり精査する気持ちで臨む」と答えました。


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