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2024年2月29日(木)

ガザ「停戦なら7.5万人救える」

米英の研究所

 イスラエルのガザ侵攻で深刻な医療危機が引き起こされるなか、今後戦闘がさらに激化し、感染症が流行する場合、ガザでは8月までに8万5750人が死亡する可能性があると述べる報告書が出されました。報告書の主著者で英国のロンドン大学衛生熱帯医学大学院の疫学者ゼイナ・ジャマルディン氏は26日、米国の独立メディア「デモクラシー・ナウ」に出演し、「今すぐ停戦を行うなら、約7万5000人の命が救える」と指摘しました。

 同報告書(19日発表)は、同大学院と米国のジョンズ・ホプキンス大学人道保健センターとの共同執筆です。ガザで停戦が実現した場合でも、飲料水や衛生環境が改善されず、感染症がまん延すれば今後6カ月で1万1580人が死亡する可能性があると述べています。

 停戦がなく戦闘がさらに激化する場合では、最大8万5750人の死者が出ると推計。感染症が、まん延しない場合で、7万4290人としています。その場合、死者の大半は外傷(6万8560人)による死亡です。報告書は、今回の推計について「ガザでの死者数を減少させるために、即時停戦の必要性と緊急性を強調している」と述べました。


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