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2024年2月24日(土)

不記載新疑惑を追及

那覇市議会 古堅議員

 日本共産党の古堅茂治那覇市議は22日の議会一般質問で、自民党の国場幸之助国土交通副大臣の関係政治団体が、2021年の那覇市議選に立候補した自民党の公認・推薦候補に各3万円を寄付しながら、寄付を受けた側の政治団体の政治資金収支報告書には収入が記載されていない問題を取り上げました。

 寄付が記されていたのは「邦梁(ほうりょう)会」の収支報告書。古堅氏は、同会の収支報告書にある事務所の住所について、国場氏が代表を務める「自民党沖縄県第一選挙区支部」の事務所と同じだと指摘しました。

 その上で寄付を受けた1人である「自民党・みんなの協働!」会派の奥間亮市議が代表を務める「おくま亮後援会」の収支報告書には、寄付の収入が記載されていないと強調。政治資金規正法に反する不記載の疑いについて述べました。

 古堅市議は15日の代表質問でも、第一選挙区支部のほか、収賄罪で起訴された久高友弘市議会前議長が代表だった自民党支部が、21年に「おくま亮後援会」へ計51万円を寄付していたと指摘。そのうち31万円について、おくま後援会の収支報告書には寄付の収入が記載されていないとただしていました。

 これを受け奥間氏らは19日、古堅氏への懲罰動議を議会に提出。自民、公明両会派の賛成多数で可決したのに対し、古堅氏は「事実を述べたものである」と主張していました。

 古堅氏は22日、一般質問後に県庁で会見し、邦梁会による寄付の不記載問題などについて説明しました。


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