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2024年2月23日(金)

自民に改憲語る資格なし

「九条の会」と総がかり 緊急院内集会

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(写真)岸田政権の改憲策動を許さないと開かれた院内集会=22日、衆院第1議員会館

 岸田政権が憲法9条を踏みにじる大軍拡を強引に進めるなか、「緊急院内集会―憲法審査会は、今!」が22日、国会内で開催されました。主催は「九条の会」と「総がかり行動実行委員会」。集会では、派閥のパーティー収入をめぐる裏金事件で揺れる自民党に改憲を語る資格はないとの発言が相次ぎました。

 九条の会世話人の浅倉むつ子早大名誉教授と同会事務局の高田健「許すな!憲法改憲・市民連絡会」共同代表がスピーチしました。

 浅倉氏は、安保法制の制定過程を例に、安全保障分野で女性の意見が排除されてきたことを解説。軍拡増税で国民の生活が破壊されていくとして、「戦争が始まったら決して止められない。だからこそ、戦争を始める準備をしてはならない」と強調しました。

 高田氏は、岸田文雄首相が自民党総裁の任期中に改憲に取り組む意思を繰り返し示し、今国会の施政方針演説では「条文案の具体化」を進めると表明したことを挙げ、現在の憲法審査会は「嵐の前の静けさだ」と警鐘を鳴らしました。憲法審査会を長年傍聴してきた経験から、「今が一番大変な時期だ。これを乗り越えれば、もう一度この国を新しい戦前ではない時代に巻き戻せる」として、国民的な運動に発展させる決意を表明しました。

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員と仁比聡平参院議員が参加。赤嶺氏は自民党の裏金事件に言及し、「国民の信頼を失った内閣が、そもそも改憲を口にするのがおかしい」と発言しました。

 立憲民主党の近藤昭一、逢坂誠二両衆院議員、社民党の福島瑞穂党首も参加しました。


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