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2024年2月22日(木)

参院政倫審の開催を

4党委員が申し立て

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(写真)野村哲郎参院政倫審会長(右から3人目)に申立書を提出する政倫審委員各氏。右端は山下芳生議員=21日、国会内

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件をめぐり、日本共産党、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党の4党の参院政治倫理審査会委員は21日、同審査会の開催を野村哲郎政倫審会長に申し立てました。政治資金規正法への「不記載」等があった安倍派と二階派の参院議員31人全員と、自民党を離党した大野泰正議員の出席を求めました。

 申し立て後に4党の政倫審委員が会見し、立憲民主党の吉川沙織政倫審幹事は、裏金づくりをした自民党議員自ら政倫審の開催を申し出るよう求めてきたが応じないため、政倫審委員の3分の1以上による申し立てで開催を求めることにしたと強調。政治資金規正法に違反する行為を説明し、裏金づくりの構造を明らかにすることを求めたいとしました。

 日本共産党の山下芳生議員(政倫審委員)は「裏金事件の真相解明は検察や自民党まかせではすすまない。国会がその使命と役割を果たすことが国民に対する責任だ。その一つとして政倫審の機能を発揮することが大事だ」と強調。参院独自の問題として、参院選時に安倍派の改選議員にパーティー券の売り上げ分が全額還流され、裏金が選挙買収に使われたのではとの重大な疑義も生じていると指摘し、「それらも含めて真相解明のために結束して頑張りたい」と述べました。


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