2024年2月21日(水)
政倫審出席２人だけ
共産・立民など 自民党対応を批判
 （写真）４党による国会対策委員長会談。右から２人目は穀田恵二国対委員長＝２０日、国会内 |
自民党は２０日、政治資金収支報告書への不記載があった衆院議員５１人のうち、安倍派座長の塩谷立氏と、二階派事務総長の武田良太氏の２人だけが衆院政治倫理審査会に出席する意向だと野党側に伝えました。焦点となっている安倍派「５人衆」や二階俊博元幹事長ら残りの４９人については「今のところ返事はない」としています。
これをうけ、日本共産党、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党の４党の国対委員長が国会内で会談し、自民党の対応を厳しく批判しました。立民の安住淳国対委員長は「話にならない。そんなことで、国民の自民党に対する不信感や怒りが収まると思ったら大間違いだ」と語りました。
日本共産党の穀田恵二国対委員長は、自民党の裏金問題の聞き取り調査報告書について、森山裕・自民党総務会長らを参考人招致し、予算委員会での説明を求めるべきだと強調。「政倫審にも調査の対象となった５１人、なかでも中心的な幹部９人の出席を要求してきた。これでお茶をにごすわけにはいかない」と述べました。
