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2024年2月20日(火)

自民市議の政治資金を質問

共産党市議に懲罰動議

那覇市議会

 日本共産党の古堅茂治那覇市議が議会代表質問で自民党市議の政治資金について取り上げたのに対し、自民党会派は19日、議会本会議に古堅市議への懲罰動議を提出し、自民、公明両会派の賛成多数で可決しました。

 15日の代表質問で古堅市議は、2021年分政治資金収支報告書を取り上げ、「自民党沖縄県第一選挙区支部」(代表=国場幸之助自民党衆院議員)と、収賄罪で逮捕・起訴された久高友弘市議会前議長が代表を務めていた「自民党那覇市支部」が「おくま亮後援会」(自民会派の奥間亮市議が代表の政治団体)に計51万円を寄付していたと指摘。そのうち31万円について、おくま後援会の報告書には寄付の受領が記載されていないとして、選挙管理委員会に不記載への見解をただしました。

 また、自民党那覇市支部の報告書に記載された山川典二市議への寄付150万円についても言及しました。

 奥間市議は19日の本会議冒頭で、31万円について「支出側(自民党支部側)の記載ミスで、寄付自体がなかった。不記載ではない」と主張。古堅市議の発言が「不穏当発言」にあたるなどと強弁し、動議を提出しました。

 動議に対する「弁明」で古堅市議は、おくま後援会が14日付で31万円の受領を報告書に記載し、いったん不記載を認めるような訂正を行いながら、15日付で再び記載を削除していると強調。代表質問は事実を述べたものであるとして、「懲罰を科される理由はない」と反論しました。


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