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2024年2月17日(土)

裏金聞き取り結果 予算委で審議せよ

山添政策委員長が会見

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(写真)記者会見する山添拓政策委員長=16日、国会内

 日本共産党の山添拓政策委員長は16日、国会内で記者会見し、自民党の裏金問題の聞き取り調査の報告書について「全体として極めて不十分だ」としつつ、「継続性、組織的な隠ぺいの一端は明らかになった」として、「どういうヒアリングを行ったのか問わなければいけない。報告書が提出された予算委員会の場で審議を行うべきだ」と述べました。

 山添氏は報告書について、清和政策研究会(安倍派)の会長だった森喜朗元首相が含まれないなど聞き取り対象が狭く、なぜ裏金づくりが始まったかの分析や法的評価についても触れられていないと批判。一方、政治資金パーティー収入の議員側への還流を当時から認識していた議員が32人いることが明らかになったとして、「要するに違法性を認識していたということだ」と述べました。

 報告書では政治資金収支報告書に記載しなかった理由として派閥からの指示があったことが指摘されているとして、「少なくとも派閥の事務局が関与し、派閥の方針に基づく裏金システムがあったということだ」と強調。派閥側から「記載しないでほしい」と言われたなどの証言を挙げ、「派閥が裏金づくりについて、不透明さを認識した上で隠ぺいを図っていたことも浮き彫りになった」と語りました。

 山添氏は、予算委員会の審議には、聞き取り調査を行った自民党の森山裕総務会長や小渕優子選挙対策委員長らの参考人招致を求めたいと表明。参考人としては安倍派、二階派の幹部らや事務局からの招致も必要だとして、「参考人で足りなければ証人喚問を求めることになる」と強調しました。


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