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2024年2月15日(木)

きょうの潮流

 「国民には増税、自民党は脱税。こんなことが許されていいのか」。11日各地で行われたSTOP!インボイスのいっせい宣伝行動。人垣ができるなか、憤りの声が次つぎとあがりました▼あすから確定申告の受け付けが始まります。今年の傾向として課税が強化され、個人の裁量で節税できる余地が減っているといいます。物価高騰にもかかわらず、インボイスの導入をはじめ庶民は負担増を強いられています▼「国民には1円の単位で領収書を求めながら、裏金議員が収支報告書のいいかげんな訂正で済まされていいはずがありません」。共産党の田村貴昭議員が岸田政権の姿勢をただしました。国税庁は厳正に調査すべきだと▼まさに収支はめちゃくちゃです。日付も金額も支出先もすべてが不明で訂正もでたらめ。自民党の調査もポーズだけで、いつ、だれが指示して何に使ってきたのか、肝心なことはまったくわかりません▼本紙がスクープした松野博一前官房長官の闇金もちだし、茂木敏充幹事長の選挙経費「二重計上」疑惑、選挙対策委員長として裏金を全国に配り回っていたという甘利明衆院議員。底なしのカネまみれの実態は今も続々と報じられています▼直近のNHK世論調査ではおよそ9割が「説明責任を果たしていない」と裏金議員に厳しい目を注いでいます。自民党の対応についても「評価しない」が6割近くに。国民を苦しめながら、自分たちは巨額を好き放題。なんでこんな理不尽な思いを―ひろがる怒りと不信です。


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