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2024年2月15日(木)

地上侵攻「大量殺りくに」

国連事務次長 イスラエルに中止要求

 【ワシントン=島田峰隆】国連のグリフィス事務次長(人道問題担当)は13日、声明を発表し、「ラファでの軍事作戦はパレスチナのガザでの大量殺りくにつながる」と指摘し、ガザ南部ラファへの地上侵攻を表明しているイスラエル政府に中止を要求しました。

 グリフィス氏は「国際社会はラファでの地上侵攻がもたらす危険な結果について警告してきた。イスラエル政府はこの声を無視し続けることはできない」と強調しました。

 グリフィス氏はラファにはガザの人口の半分以上にあたる100万人をはるかに超える人々が押し込められ、死と直面しながら食べ物や医薬品も寝る場所もない状態に置かれていると指摘しました。「彼らはその過激さ、残虐さ、目的において前例のない猛攻撃の犠牲者だ」とイスラエルを批判しました。

 また「人道支援の従事者が撃たれたり、銃で脅されたり、攻撃、殺害されたりしている」と強調しました。ラファへの地上侵攻は「すでに脆弱(ぜいじゃく)な人道支援活動を瀕死(ひんし)の状態に追いやる」と警告しました。


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