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2024年2月14日(水)

機密費 松野氏 退任直前に4660万円支出

林官房長官「事実だ」

 松野博一前官房長官が昨年12月に裏金問題で事実上更迭されるまでの2週間に、内閣官房機密費(報償費)4660万円を支出していたことが本紙の調査で明らかになった問題をめぐり、13日の衆院予算委員会で日本共産党と立憲民主党が追及しました。林芳正官房長官は4660万円を支出した事実を認めました。

 日本共産党の穀田恵二議員は、4660万円の支出について「事実か」と追及。村井英樹内閣官房副長官は、同費は機密上使途を明らかにできないとし、「答えを一切差し控える」と繰り返しました。穀田氏は、官房機密費を「まさに『闇金』として松野氏は平気で使っていた」と批判。「機密費の取り扱いを任せてきた岸田文雄首相の責任も厳しく問われる」と強調しました。

 続いて質問した立憲民主党の山岸一生議員に対して林官房長官は「4660万円が使用されたことは事実だ」と認めました。

 松野氏は昨年12月1日、官房機密費9660万円を官房長官自身が管理する「政策推進費」に振り分け、松野氏が管理する金庫に移送。同月14日に後任の林官房長官が引き継いだ際の同費残高は現金5000万円でした。同費の使途を知るのは官房長官だけで領収書も不要のため松野氏が4660万円を誰に何のために使ったのか検証ができません。


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