2024年2月12日(月)
「インボイス廃止!」宣伝に何重もの人垣
俳優・ライター・タレントら参加
東京・新宿
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消費税のインボイス(適格請求書)制度が昨年10月に開始されて初の確定申告直前の11日、山形、群馬、愛知、大阪など各地でSTOP!インボイスの行動が行われました。東京・新宿駅前では、インボイス制度を考えるフリーランスの会(STOP!インボイス)が初めての街頭署名・宣伝行動を行いました。参加者は「増税もう無理」とのプラカードでアピール。人垣が何重にもでき「インボイス廃止!」と声をあげました。
開会あいさつでライター阿部伸さんは、国税庁が「穏やかな船出」というインボイスが、子どもを産むことをちゅうちょさせ、将来を悲観させていると述べ「これが本当に穏やかな船出か。ストップ・インボイスの声を政府、メディアに届けよう」と呼びかけました。
建設職人、俳優、アニメーター、タレント、税理士らがスピーチ。東京都北区で内装業を営む東京土建の石川信一さんは、取引先にインボイス登録を求めないと言います。「仲間・地域を守るために廃止まで運動します。衆院選で政治を変えよう」
タレントのラサール石井さんは「国民は増税、自民党は脱税。こんなことが許されていいのか」と批判し、劇作家の丸尾聡さんは「制度が文化・娯楽の発展を阻害する。あらゆる機会に声をあげよう」と訴えました。
署名したフリーランスのイラストレーター・漫画家中村一般さん(28)=東京都世田谷区=は「インボイスは単なる増税です。フリーランスは保障が少ないうえに免税事業者のままだと、なんで理不尽な思いをしないといけないのか」と憤りました。