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2024年2月9日(金)

被害者「救済」を主眼に

ジャニーズ「当事者の会」副代表

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(写真)会見する石丸副代表(右)=8日、東京都内

 旧ジャニーズ事務所(現スマイルアップ社)の故ジャニー喜多川氏による性加害問題で、「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の石丸志門副代表は8日、「被害者救済委員会」の面談後に都内で会見しました。

 同問題は昨年、事務所側が謝罪し、被害者の補償も始まっています。スマイル社は元裁判官の弁護士らで構成する救済委員会を設置し、同社公式サイト上に被害補償に関する受付窓口を開設しています。

 石丸副代表は、面談の内容を次のように説明しました。「個人としては、救済委員会に対して逸失利益を考慮した補償額を自分で計算し、その理由も添えて希望額として提出した。委員会側も参考にするとの返答だった。被害者の会としては、ヒアリングの際に被害者への心理的配慮がほしい、委員会側で心理カウンセラーの手配が難しい場合は、原則弁護士のみの同席だが、心理カウンセラーの同席も認めるなどしてほしいと要望した。また、ただお金を出して終わりという『補償』ではなく、被害者が救われたと感じられるような『救済』にしてほしいと伝えた」

 補償をめぐって、スマイル社公式サイトによると、1月末までに948人の申告があり、うち170人に補償金が支払われたとしています。石丸氏は「ヒアリングは2カ月程度で終わるのではと言われた。まだ申請に踏み切れていない人もいると思う。私の行動が申請のしやすさにつながってほしい」と話しました。


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