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2024年2月9日(金)

福島第1汚染水漏れ

事故原因を明らかに

岩渕氏が東電に抗議

 東京電力福島第1原発の高温焼却炉建屋壁面から汚染水を含む水が漏えいした事故で、日本共産党の岩渕友参院議員は8日、東電の担当者から事故内容や原因について聞き取りしました。岩渕氏は抗議するとともに、原因が明らかになるまで海洋放出はやめるべきだと東電に求めました。

 同社は、建屋に設置されている第2セシウム吸着装置(サリー)のベント口から汚染水が漏れたと説明。「本来、弁を閉めるべきところ、開いていたため漏れてしまった。なぜ開いていたのか、いつから開いていたのかなどは調査中だ」と話しました。

 また同社は、汚染水が敷地内の土壌にしみ込んだと考えているとして、「土は掘り起こして保管する」「(期間について)早い段階でやりたい」と述べました。

 弁の閉め忘れに関し岩渕氏は「責任がどこにあるのかどうかも、精査中なのか」と質問。同社は「その通りだ」と述べ、「何が要因だったのかも、これから調査していく」とも語りました。

 岩渕氏は「東電による管理がどうなっていたのかを問う厳しい目が向けられている。福島第1原発では、作業員が放射性物質を含む水を浴びて被ばくするなど、短期間にトラブルが相次いでいる。今回の問題もあってはならない重大な事故だ」と強調しました。


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