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2024年2月6日(火)

きょうの潮流

 自民党の「王国」に衝撃が走りました。前橋市長選で4選をめざした自公推薦の現職。それを破ったのは無所属新人で共産党が自主支援した小川晶氏でした▼4人の首相を出し、衆院も参院も選挙区では自民党の議員が占める群馬。県知事もかつては自民党の国会議員で、県議会でもおよそ7割が自民会派に属しています。その県庁所在地に吹いた新しい政治の風。前橋市議の多くが現職候補を応援するなか、初めての女性市長を誕生させました▼子育て支援や若者の雇用促進をはじめ生活によりそった政策、クリーンな市政を訴えた小川氏。多くの業界団体から支援をうけた相手が組織戦を展開するなかで無党派層から支持を集めました▼京都市長選では共産党も参加する「民主市政の会」が推薦した福山和人候補が大善戦。自公に加え立民、国民までが推した相手にあと一歩まで迫りました。政党の組み合わせからいえばダブルスコアの票差があったところから猛追。本人も「ここまで肉薄したのは市民の勝利といってもよいのでは」と▼選挙戦最終盤、危機感を募らせた相手陣営は政策そっちのけで反共攻撃の大合唱。しかし、出口調査で無党派層から最も支持されたのは福山氏でした▼地方の選挙戦で「逆風」となって表れたのは自民党の裏金や底なしの金権政治です。それは組織戦や反共攻撃をふきとばすほどの。直近の世論調査でも岸田政権の支持率は下がり続けています。カネによって動く政治を変えたい。市民との共同の力をさらに。


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