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2024年2月4日(日)

ローカルビッグアクション

大幅賃上げ・全国一律最賃を

東京・新宿 全労連・春闘共闘が宣伝

写真

(写真)大幅賃上げや最賃全国一律制を訴える参加者=3日、東京都新宿区

 全労連・国民春闘共闘委員会が呼びかけ、地域から大幅賃上げや最低賃金全国一律制の世論を広げる「ローカルビッグアクション」が全国各地で取り組まれる中、東京・新宿駅前では3日、東京春闘共闘西部ブロックが宣伝しました。リレートークで「労働組合に結集し大幅賃上げを実現しよう」「最低賃金は全国一律今すぐ1500円以上に」などと訴え。90人以上の参加者が横断幕やプラカードなどを掲げ、労組の役割を紹介するリーフ1000枚を配布しました。

 マイクを握った全労連の黒澤幸一事務局長は、実質賃金が30年近く下がり続ける国はOECD(経済協力開発機構)諸国で日本だけだと批判。「世界の労働者はストライキなどで賃上げを求めてたたかっている。日本でも労組に入って実践しよう。みなさんと一緒に声をあげれば実現できる」と強調しました。

 新宿区労連の伊藤之知議長は、「最賃1500円への引き上げは2200万人の労働者の賃上げに波及する。全国共通の要求だ」と強調。欧米ではコロナ禍で最賃が1700~2300円台に引き上げられた一方、岸田首相は10年後の1500円を掲げ「まったく間尺に合わない」と批判しました。

 首都圏青年ユニオン回転寿司分会の代表は昨年の春闘でストを実施し、時給1200円から1400円への引き上げを実現したと紹介し、「個人では声を上げるのは難しいけれど労組に入れば仲間がいる」と話しました。


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