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2024年2月3日(土)

京都市長選

裏金議員がデマ攻撃も…

党集いに「理想像見た」報道

 自民党の西田昌司参院議員・京都府連会長は1日、市内で開かれた京都市長選候補者の集会で、自らの裏金疑惑に関して「政治不信が高まっており申し訳ない」と謝罪する一方、「共産党の穀田恵二国対委員長のパーティーの収支報告にも疑念が出ている」などと根も葉もないデマ攻撃を行いました。

還流で批判

 西田氏は前日、裏金疑惑に関し「派閥パーティー券の売り上げから411万円の還流を受けていた」と認め批判を浴びたばかり。自らの疑惑について言うに事欠いて、政治資金パーティーなどと無縁の日本共産党を攻撃するなどお門違いです。

 西田氏が言うパーティーとは、2017年7月30日、京都市内で開かれた「議会制民主主義の発展をめざし、こくた恵二君の国対委員長20年を祝う集い」。

 党京都府委員会が会費1万5千円で開いたもので、現元衆院議長、与野党の国対関係者ら40人をはじめ二百数十人が出席。全員着席で飲食がふるまわれ、茂山あきら氏の狂言、杉田二郎氏のミニ公演など会費に見合う内容が提供される一般的な祝う会で、政治資金規正法が定める収益を目的とした政治資金パーティーにはあたらないものでした。参加者一人ひとりに記名した領収書も発行されました。

「明朗会計」

 この集いを取材したジャーナリストが「明朗会計 政治家パーティーの理想像」と題した新聞コラムで、出席者が「政治家のパーティーの理想像を見せられた。赤字だったのではないかと思うが共産党がパーティーをやればこういう形になると教えられた気持ちだ。明朗会計、誰もが納得する良い会だった」と述べた言葉を紹介し、「25年前の国対は金が飛び交うところだった。その後の近代国対を作り上げリードしたのは穀田そのものだった」と評されました。これを「疑念がある」とは笑止千万の極みです。

 その西田氏は裏金疑惑だけではなく、衆参の国政選挙のたびに国政選挙立候補者から金を集め、府連経由で京都府議と京都市議にばらまき、「事実上の選挙買収」だとして刑事告発されています。

 京都市長選では、自民党が推す候補者もミネラル水1本で会費1万円の資金集めパーティーを約800人参加で開いています。“推すほうも推されるほうもみんなカネまみれ”の陣営に清潔な市政の願いはたくせません。


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