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2024年2月3日(土)

裏金議員が憲法審幹事!?

参院 自民委員21人中9人

 自民党派閥のパーティー収入裏金事件を巡り、政治資金収支報告書を訂正した安倍派の議員ら計91人のうち9人が今国会での参院憲法審査会委員であることがわかりました。さらに、派閥から高額なキックバックを受け取っていた山谷えり子議員と、同じくキックバックがあった西田昌司議員の「裏金議員」2人が同党の幹事予定者となっており、現時点で予定者からの取り下げは確認されていません。違法な行為をした議員に憲法を語る資格はありません。

 日本共産党や立憲民主党、日本維新の会、国民民主党は事件に関与した各委員会の委員長や理事に辞任を求め、与党も応じる姿勢を見せていた一方、憲法審だけ例外的に安倍派の「裏金議員」が幹事に名を連ねていた格好です。

 参院憲法審の自民党委員は21人で、安倍派に所属する議員は12人です。このうち9人が政治資金収支報告書を訂正しています。訂正の総額は3719万円に上ります。最も高額なのは幹事予定者となっていた山谷氏で1519万円のキックバックを受け取っていました。西田氏は234万円です。

 衆院憲法審査会の幹事に安倍派の「裏金議員」は名前を連ねていませんでした。ただ、衛藤征士郎議員(970万円)、大塚拓議員(874万円)、下村博文議員(440万円)などキックバックを受けていた安倍派議員が委員となっています。


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