2024年2月1日(木)
米高校生「ガザ停戦を」
シカゴ 市議会決議求めデモ
【ワシントン=島田峰隆】米中西部イリノイ州シカゴで30日、パレスチナ自治区ガザでの停戦を支持する決議を市議会が上げるよう求めて高校生たちが市内をデモ行進しました。現地からの報道によると、15以上の高校で数百人もの高校生が授業を休み、市庁舎のロビーに集まって集会を開きました。
シカゴの市議会はガザでの停戦を呼び掛ける決議案の採決を31日にも行う見込みです。決議案は、イスラエルの軍事侵攻を受けるガザでの即時の人道的停戦を求めた昨年12月の国連総会決議を支持する内容です。
高校生たちは「いますぐ停戦を」「私たちのような子どもを殺さないで」「イスラエルの爆弾は米国製」などと書いたプラカードを持って歩きました。
行動を呼び掛けた高校生の一人は地元メディアに「まだ投票権はないけれど市民の義務を果たそうとする高校生の努力を市議会が認め、私たちの声を聞き、それを議論に反映することを望みます」と語りました。
高校生たちは「私たちは次の時代を担う世代です。ガザでの停戦を求め続ける必要があります」「私たちはもう戦争を望みません。私たちは戦争をやめて平和に暮らすことを望みます。だから停戦を求めます」などと口々に語りました。
シカゴのブランドン・ジョンソン市長(民主党)はガザでの停戦を支持する立場を表明しています。同市長は30日、高校生たちが市庁舎のロビーに集まるなか、米メディアに対し「憲法上の権利を行使し、正義のために声を上げ不正義に抗議する高校生たちを誇りに思います」とエールを送りました。








