しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2024年1月28日(日)

京都市長選 松井陣営 反共デマで争点隠し

共同の力で市政転換を

 大激戦となっている京都市長選で、「つなぐ京都2024」の福山和人候補が幅広い市民の支持を広げるなか、自民、公明、立民が推す松井孝治候補の陣営は、「だまされてはいけません! 一党一派が支援する市長では京都は大停滞・大後退」と反共デマ攻撃を前面にした法定ビラを配布し、「共産市政を許すな」と叫んでいます。

 自公民は前回も「共産党の市長は『NO』」の反共広告を各紙に掲載し、選挙を汚すと批判を浴びましたが、それに反省もなく、「共産党が支援しているからダメ」と市民をどう喝して悪政を押し付けようとするものです。

 市長選は、「カネの力で政治をゆがめ、市民の暮らしと安全をないがしろにする陣営」対「清潔な政治を願う市民と企業・団体献金と無縁な日本共産党が支援する福山候補」の対決構図です。これを覆い隠そうと日本共産党をねらって「資本主義に反対」「とにかく反対」などとまったく的外れな攻撃をしています。

市政動かす実績

 日本共産党は「とにかく反対」どころか、京都市でも、子ども医療費の無料化実現、中学校の全員制給食の実現、歴史的景観を守るなど市民と共同して市政を動かしてきました。

 「経済成長を否定」と攻撃しますが、経済成長が止まった「失われた30年」にしたのは自民党政治です。京都でも人口減少と財政危機を招いたのは自公民による府・市政の大失政です。これに対し、暮らしと生業(なりわい)を応援することで地域経済を活性化し、税収も増やして若い世代の流入と財政再建をと掲げるのが福山さんです。これこそ暮らしと生業、京都市政を立て直す確かな道です。

地域経済を振興

 ビラは、かつての蜷川府政を「共産府政」と決めつけ“逆戻りするな”と叫びますが、共産党や社会党、幅広い府民、諸団体に推されたのが蜷川府政です。南北につなぐ京都縦貫道を決定し、田中首相からも評価された長田野工業団地など地域経済振興でも成果をあげ、「地方自治の灯台」と呼ばれた京都の宝です。

 蜷川知事は、朝鮮戦争を前に強まる反共攻撃をみて、「彼らは反動性を隠すために反共を叫んでいる。反共は内容のない声、戦争前夜の声」と批判しました。

 松井陣営は、裏金疑惑の渦中に1万円の会費で800人を集め、ミネラル水1本を渡しただけの政治資金パーティーを開いて市民の批判を浴びました。追い詰められた挙げ句の共産党と蜷川府政へのデマ攻撃は、市民に通用するものではありません。市民不在の市政の押し付けを許さず、幅広い市民と日本共産党の共同で市政を転換するときです。(深山直人)


pageup