しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2024年1月27日(土)

能登半島1.1地震

輪島 共産党、ホカホカ炊き出し

温かい豚汁 ニッコリ

大鍋・ガスコンロは福島 コメは石川の農民連が支援

 石川県の日本共産党能登地区委員会は26日、能登半島地震後初めての炊き出しを輪島市内で行いました。支援の要望は発災直後からありましたが、道路事情などでこれまで実施できていませんでした。(石川県・大滝和康)


写真

(写真)被災者に豚汁をふるまう党能登地区の人たち(左側)=26日、石川県輪島市鳳至町

 震度7の揺れと火災で甚大な被害を受けた輪島市では、ほとんどの人が被災。壊れた自宅や避難所で過ごしています。鐙史朗(あぶみ・しろう)党市議が依頼して使わせてもらった鳳至町(ふげしまち)の住吉神社の境内にテントを設置し、ガスコンロの上には大鍋を乗せ、食材を入れて煮込みました。豚汁を入れる小鍋を抱えた近所の人が集まって来ました。

 近くに住む男性(62)は「温かい豚汁とおにぎり助かります。うれしいです」と話しました。家族3人分の食事をもらってうれしそうに帰ってゆく親子の姿もありました。

 輪島市は今でも断水中。前日に羽咋市の党能登地区委員会事務所で、10人で豚汁のネギや大根、サトイモ、ニンジンなどの食材を刻んで準備しました。大鍋とガスコンロ一式は、福島県の農民連から3日に寄付を受けました。

 米は、石川県の農民連の支援米。この日朝4時から、羽咋市委員会の有志も参加して計400個のおにぎりを作りました。

 鐙市議は「被災者の食事は、野菜不足になりやすい。温かい食事を提供できてよかった。早く断水が解消してほしい。被災者の要望をこれからも市に届け、解決していきたい」と語りました。


pageup