2024年1月27日(土)
実効ある経済支援を
札幌・国出先機関 はたやま予定候補ら要請
![]() (写真)環境事務所に要請するはたやま氏(左から2人目)=24日、札幌市 |
日本共産党の、はたやま和也元衆院議員・比例北海道予定候補らは24日、札幌市内の国の出先機関6カ所に経済支援策などを要請しました。
党の「経済再生プラン」などに基づく団体などとの懇談で寄せられた要望を政府に届けようと実施したものです。
伊藤りち子3区、おぎう和敏6区、たつの広志9区の各小選挙区予定候補が参加しました。
道経済産業局に対し、道内の企業倒産件数が2023年、前年比約35%増となったことから金融支援等の強化と、人手不足解消のために中小企業が賃上げできるための実効ある支援を求めました。
同局は、コロナ禍の影響で借金が残っている企業への「別枠融資を含め検討している」と回答。「労務費を価格転嫁しにくいと承知している。労務費の計算方法や資料作成等を助言している」と述べました。
24年度の試作ライン稼働をめざす次世代半導体生産拠点「ラピダス」(千歳市)について、事業計画や環境影響の情報を把握し、説明責任を果たすよう求めたのに対し、局は、22~23年度の国支援額は約8500億円と明らかにし、「道などと連携し適切に対応する」との回答にとどまりました。
参加者は、本格稼働を見込んだ大量の電力需要のために、泊原発を再稼働することに反対だと表明しました。
道地方環境事務所にはラピダス社の工場から排出が懸念される有機フッ素化合物(PFAS)への対応をただしました。
事務所は「PFASについては注視している」と回答。はたやま氏は「ラピダスにおける水質モニタリング計画策定に向け市と連携を」と求めました。









