2024年1月25日(木)
「金でなく声集める」
京都市長選 福山候補駆ける
松井陣営「裏金」に危機感
![]() (写真)激励を受ける福山候補=24日、京都市伏見区 |
京都市長選(2月4日投開票)で奮闘する「つなぐ京都2024」の福山和人候補は24日も市内をかけめぐり、「政治家の仕事は金を集めることではなく、市民の声を集めること」とクリーンな市政を訴えました。一方、元内閣官房副長官の松井孝治氏をかつぐ自民党は「裏金が影響」と危機感をあらわにしています。
福山候補はタウンミーティングなどで寄せられた市民の声をもとに「5つの無償化」「4つの安心」を公約し市予算の1%でできると力説。「大手ゼネコンのための大型事業ではなく、暮らし・子育て・営業の応援こそ」とのべ、伏見の酒、京菓子に欠かせない豊かな地下水を枯れさせかねない北陸新幹線の京都延伸計画は抜本的に見直すと力を込めました。
一方、松井候補はこの日も街頭では、自民党や自らの政治資金パーティー問題には触れずじまい。ただ、この間の松井氏の個人演説会では、言及する場面も。政治資金パーティー問題で維新らが推薦を取り消した元京都市議の村山祥栄氏の票の5割が福山氏に流れ、松井氏が福山氏に勝てない行政区があるとの自民党調査も紹介され、「自民党の裏金問題が影響している」(元自民党衆院議員)と危機感を募らせています。
松井氏を推薦する公明党も「共産党の実質的支援を受ける候補がリード」(公明新聞22日付)とし、竹内譲府本部代表の「支持拡大に拍車をかけ、逆転勝利をめざす」とのコメントを紹介(同)しています。
松井陣営は「16年前(の市長選は)951票差だった」(門川大作市長)と陣営内を引き締め、期日前投票を呼びかけるなど、選挙戦はいっそう激しさを増しています。









