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2024年1月23日(火)

知事が1182万円不記載

山梨 党県委が真相解明要請

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(写真)県の担当者(左)に要請書を渡す花田(左から2人目)、菅野(同3人目)、名取(右端)の各氏=22日、山梨県庁

 長崎幸太郎山梨県知事の政治資金不記載問題で、日本共産党山梨県委員会(花田仁委員長)と名取泰、菅野幹子両県議は22日、長崎知事に対し、不記載についてすべての事実と知事の政治責任をどうとるか明らかにすることなど「知事の『裏金』問題についての要請書」を提出しました。

 長崎氏は20日、自身が代表を務める資金管理団体「日本金融経済研究フォーラム21」の政治資金収支報告書に1182万円を記載していなかったと明らかにしました。

 不記載だったのは、2019年5月に開かれた二階派の政治資金パーティーの県販売ノルマ超過分の一部。知事は「派閥からの処理方針が未確定の状態で現金を受け取り、事務所の金庫に保管している」と説明。今月19日付で修正可能な20年以降の報告書を訂正しました。

 要請書は「知事自身が1182万円の受領を認識していたのにもかかわらず、指摘されたから訂正するのでは県民に不誠実な態度だ」と強調。「処理方針が未確定」というのは収支報告者に記載できない「裏金」と言われても仕方がない問題だと指摘しました。

 花田氏は「県民から『知事はうそをついている。忘れてましたで済まされる問題ではない』と怒りの声が上がっている。単なる不記載にとどまらず、虚偽記載をしたと県民は疑っている。全容を明らかにするとともに、政治資金パーティーはやめるべきだ」と語りました。


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