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2024年1月22日(月)

福祉戻し暮らしに税金を

京都市長選告示 福山候補が第一声

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(写真)市役所前で、多くの市民に囲まれて訴える福山候補(右端)=21日、京都市中京区

 京都市長選が21日告示(2月4日投開票)され、「つなぐ京都2024」の弁護士、福山和人氏(62)=無所属新、日本共産党も参加する「民主市政の会」推薦=が立候補し、「市民が苦しんでいるときに削られてきた福祉はすべて元に戻す。市民が払った税金はハコモノより暮らしの応援に」と第一声を上げました。(関連記事)

 他に、いずれも無所属新人の、元民主党参院議員の松井孝治(63)=自民・公明・立民・国民推薦=、元京都市議の村山祥栄(45)、元自民党府議の二之湯真士(44)の各氏らが立候補しました。

 事務所前の出発式には、雨の中、大勢の支援者が駆け付けました。

 福山候補は、市の年間予算の約1%(110億円余り)でできる子育て無償化策などを訴え。「(門川大作市長の)後継候補と言われる方は、500億円しか裁量的経費がないのに財源はあるのかと言われた。500億円あるなら、そのうち100億円使うことに何の問題もない」ときっぱり。

 他陣営の「政治とカネ」の問題に怒りの声が噴出する中、福山候補は「政治はお金でゆがめられたらあかん。政治家はお金集めよりも市民の声を集めるべきだ。私は、市民の声で練り上げたマニフェスト(公約)で挑戦したい」と力を込め、大きな拍手が湧きました。

 市役所前の第一声では、市民らとリレートーク。日本共産党の倉林明子副委員長・参院議員は「企業から献金を受け取ったら政治が腐ることは、はっきりしている。みんなの要求実現のために福山市長を誕生させよう」と訴えました。

「相乗り」を言い訳 維新流「改革」強調

 一方、松井陣営は「相乗りではない。政策で一致したグループ」(伊吹文明・元自民党衆院議員)と市民不在の選挙談合を言い訳し、政党代表のあいさつもなし。村山候補は「(維新などの)推薦はなくなったが4党でつくりあげたマニフェストを掲げて挑戦」と述べ、維新流「身を切る改革」による「財政再建」を強調しました。


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