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2024年1月21日(日)

京都市長選 候補者討論会

福山候補 違い鮮明

北陸新幹線・保育園補助金

 21日告示の京都市長選(2月4日投開票)の候補者討論会が19日夜、KBS京都で放映されました。


 立候補表明している「つなぐ京都2024」の弁護士、福山和人氏、元民主党参院議員の松井孝治氏=自民・公明・立民・国民推薦=、元京都市議の村山祥栄氏、元自民党府議の二之湯真士氏が出席。

 「行財政改革計画」による福祉カットを元に戻し、具体的な財源(市予算の約1%)を示した子育て支援・教育無償化を訴えたのは福山氏だけでした。

 京都市内の地下を貫く北陸新幹線の延伸計画が議論になり、福山氏は、莫大(ばくだい)な市の財政負担や地下水枯渇の恐れなどを指摘し「現行ルートに反対。抜本的な見直しが必要だ」と強調。松井氏に対し「自民党の西田(昌司参院議員)さんは推進の側の立場。そういう方たちから推薦されて、反対と言えるのか」と迫りました。松井氏は「自民党の中にも多様な意見がある」と言いつつ「第2国土軸の必要性は十分理解する」と述べ、反対とは言えませんでした。

 村山氏も「環境アセスが終わってない状態で結論は出せない」と明言できませんでした。

 福山氏は「行財政改革」による民間保育園への13億円の補助金カットを元に戻すと訴え、松井氏に「門川(大作)市政の『行財政改革』を継承されるのか、補助金を元に戻すのか」と質問。松井氏は「私(は)、門川市政の継承候補じゃない。どうカットしたのか説明する立場ではない」とごまかし、元に戻すと言いませんでした。

 松井氏は「民が担う公共を基軸として掲げたい」とし、「何でも税金で公助でということでは財政が持ちません」と言い放ちました。


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