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2024年1月21日(日)

きょうの潮流

 「福ちゃん」と親しみをこめて呼ばれる弁護士の福山和人さん。きょう告示される京都市長選の候補者です。「つなぐ京都2024」の無所属新人。日本共産党も参加する「民主市政の会」が推薦し全力応援しています▼庶民の痛みがわかる福山さん。裁判事例にふれ、涙ぐみながら「政治の責任」を問います。スローガンは「くらし。ここから京都再生」▼公約にも熱がこもります。返さなくてもいい奨学金の創設、学校調理方式の全員制中学校給食、子ども医療費の高校卒業までの無償化など「すぐやるパッケージ」は市の年間予算のわずか1%でできます▼なのに、これまでの「オール与党」市政を支えてきた陣営の候補者は財源に疑問を呈します。地元負担がいくらになるかもわからない北陸新幹線京都延伸計画は必要というのですから驚きです。「行財政改革」の名で削減した住民サービスを元に戻す気はまったくなさそうです▼もっと驚きは「政治とカネ」。裏金疑惑に揺れる自民党丸抱え候補は「自治体の首長(候補)がどうこういう話ではない」と逃げ。政治資金集めパーティーを9回開き、8回が参加者ゼロという「架空パーティー」が発覚しさすがに擁立した日本維新の会も推薦取り消しをせざるを得なかった候補者まで出馬の構えです▼カネで政治をゆがめてはなりません。「市民の声で政治を動かす」。クリーンな政治で「京都に福を呼び込む」福山さんこそ、日本ばかりか世界から愛される古都・京都にふさわしい顔です。


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