2024年1月18日(木)
誰もが自分らしく 生きられる社会に
LGBT当事者 大阪の代議員 湊隆介さん
日本共産党第29回大会3日目の17日、討論ではLGBT当事者の発言が参加者に感銘を与えました。その一人、大阪の代議員の湊隆介さん(40)に思いを聞きました。
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同性愛者の湊さんは2014年、集団的自衛権が閣議決定されたとき、危うさを感じて、日本共産党のチラシ配りのボランティアに参加しました。「このまま進めば、ナチス・ドイツが同性愛者を迫害したり、戦時中の日本で産めよ増やせよと言われたように、LGBT当事者が生きづらい時代になってしまうのではないかと思ったんです」
かつて民主党(当時)候補者の応援をしたことも。しかし、日本共産党のぶれない姿勢に信頼を寄せるようになっていきました。「どうやったら誰もが自分らしく幸せに生きられるかを一生懸命に考えている政党だと思った」
海外では同性婚を認める国が増えており、国内の世論調査も同性婚賛成が多数派です。「いまはもう政治が決断すればいい段階なんです。なのに、自民党を中心とする政治だけ、変わっていかない。同性婚や選択的夫婦別姓を進めるためにも、自民党政治を終わらせないと…」
大会の壇上では、共産党を強く大きくすることの必要性を訴えました。「党勢を増やすことが、共産党は本気やで、と見せることになる」。穏やかな口調ですが、決然と語ります。
「そのためには対話です。一人ひとりを尊重することなんですよ。話をよく聞いて、相手の思いはどこにあるのかを探すんです。みんなの力を集める地道さが大事なんじゃないでしょうか」
同性婚を実現して、20年連れ添ったパートナーと結婚したい―そうほほ笑みました。