2024年1月17日(水)
日本共産党第29回大会 来賓あいさつ
国民主人公の政治を
熱海市長 齊藤栄さん
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2年7カ月前、熱海市伊豆山で土石流災害がありました。日本共産党からも多くの義援金をいただいたことに、心からお礼を申し上げます。昨年9月1日にようやく立ち入り禁止区域が解除され、今日現在、12世帯25人が帰還しています。
こうした災害を経験した熱海市として、今回の能登半島地震でも発災した1月1日に消防ポンプ車と後方支援車、2日に給水車、15日に住家被害認定調査のための職員2人を現地に送ったところです。
毎日報道に接していると、能登半島地震でも2次避難が大きなテーマになっています。
伊豆山土石流災害の発生は夏場でした。熱海市は高齢者が多く、とても暑い夏場に、クーラーのない体育館で避難生活を送ることは厳しく避けなければならないと、市役所近くのホテルを一棟借り上げ避難所としました。結果、避難者のプライバシーが保たれ、新型コロナウイルス感染症の拡大も防ぐことができました。
共産党大会で私があいさつをするのは今回で5回目になります。私が、なぜあいさつをするのか。それは、「市民が主人公」という共通の理念、哲学をもっていると、考えるからです。日本共産党も引き続き、国民が主人公の政治を貫いてください。