しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2024年1月17日(水)

日本共産党第29回大会 来賓あいさつ

作り食べて農業再生

農民運動全国連合会会長 長谷川敏郎さん

写真

(写真)長谷川敏郎さん

 農村で生産しながら活動する農民連の仲間をいつも励まし、食べて応援し、共にたたかっていただいていることに感謝申し上げます。

 さて食と農の危機はかつてなく深刻です。食料自給率38%。輸入が止まれば世界で最初に飢えるのは日本人と言われています。今、日本から農業という産業が消えるかどうかの瀬戸際です。

 ところが官邸が出した食料・農業・農村基本法見直しの基本方向という文書には食料自給率の言葉がありません。

 実は韓国も、台湾も食料自給率が非常に低い。アメリカの軍事支配と食料を武器に従属から抜け出せない。食料自給率向上のたたかいはアメリカいいなりの政治をただすうえで、大事な中心課題です。

 一昨年大雪の中、小池晃書記局長がわが家に。和牛2頭の牛飼いと米作り、肥料は自家生産、暖房は里山の木材利用…。小池さんは「これこそ最先端の世界の流れ。アグロエコロジー」と激励されました。今農民連の仲間がアグロエコロジーへの転換をめざして模索実践しています。作って食べての新しい市民運動が芽生え、この流れが日本農業再生の希望です。農民連は野党共同を広げ、日本共産党との協力を強め、自民党の農政を終わらせるために奮闘する決意です。


pageup