2024年1月13日(土)
受験生狙う痴漢に対策
警戒強化・被害は追試対象に
市民と共産党 要求を重ねる
大学入学共通テスト(13、14両日)を前に、松村祥史国家公安委員長は12日の記者会見で、受験生を狙った痴漢によって被害者が泣き寝入りしたり、被害が潜在化したりしないよう、鉄道事業者と連携して列車内や駅構内の警戒や取り締まりを強化していると述べました。
松村氏は「近年、受験期にSNS上で受験生を狙った痴漢をあおる悪質な投稿も見受けられる」と指摘。痴漢行為をあおる書き込みへの警告や削除依頼も行うとしています。
加藤鮎子男女共同参画担当相も同日、記者会見で「痴漢は重大な犯罪だ。個人の尊厳を踏みにじる行為で、決して許されるものではない」と強調。テスト会場に行く途中で痴漢被害に遭った場合、「追試験の対象となる」と述べました。
被害から時間がたっても、性暴力被害者への相談と心身のケアを行う「ワンストップ支援センター」の電話番号「#8891」(はやくワンストップ)に連絡し、「被害者は決して悪くない。独りで悩まず相談してほしい」と呼びかけました。
日本共産党はこの間、受験生を狙う痴漢を防ごうと、市民団体とともに、政府や地方議会などに加害防止と被害者の救済対策強化を申し入れ、前向きの変化をつくってきました。








