2024年1月13日(土)
米英軍がイエメン攻撃
フーシ派拠点標的
【カイロ=秋山豊】米英両軍は11日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派の拠点を攻撃しました。ロイター通信などが伝えました。(志位委員長談話)
米軍のイエメン領への攻撃は2016年以来。イラン外務省報道官は「イエメンの主権と領土保全、国際法の明確な侵害」と非難し、イラク首相顧問は「米欧は地域の緊張を激化させている」と非難しました。サウジアラビア外務省は「大きな懸念」を表明し、「自制と(事態の)激化の回避」を求めました。
フーシ派は、パレスチナ・ガザでイスラエル軍の攻撃を受けるイスラム組織ハマスへの連帯を示すとして、紅海で商船への攻撃を続けてきました。
バイデン米大統領は声明で「航行の自由を脅かすのを許さない」と強調。「必要に応じたさらなる措置」にも言及し、追加の軍事攻撃も示唆しました。米当局者の1人は、航空機、艦船、潜水艦で攻撃を実施したと述べ、単に象徴的な攻撃ではなくフーシ派の軍事力を弱める狙いだとしました。
ロイターは目撃者の証言として、サヌア空港に隣接する軍事基地やタイズ空港近くの軍事拠点などが標的になったと報じました。フーシ派指導者は先に、米国の攻撃を受ければ反撃すると述べています。








