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2024年1月12日(金)

羽田衝突

原因究明 予断なく

衆院委理事懇 高橋議員が発言

写真

(写真)高橋千鶴子議員

 衆院国土交通委員会の理事懇談会が11日開かれ、羽田空港で日本航空516便と海上保安庁機が衝突した事故について国交省から聞き取りを行いました。

 2日の事故発生を受け、運輸安全委員会による調査と警視庁による捜査が開始され、日航・海保両機と管制官との交信記録の一部が公表されています。

 国交省の平岡成哲航空局長は理事懇で、滑走路への誤侵入を防ぐために常時レーダー監視する人員を配置する対応をとっていることなどを説明。事故原因については「運輸安全委員会が科学的に調査している。ボイスレコーダーの解析を待ちたい」と述べました。

 日本共産党の高橋千鶴子議員が、管制官との交信記録のみを公表した理由をただすと、平岡局長は「さまざまな臆測が飛び交っているからだ」と説明。高橋氏は、事故原因について「一部の人為的ミスに矮小(わいしょう)化するようなことを、予断をもっていうべきではない」と発言しました。

 高橋氏は、国際民間航空条約に基づいて、事故調査委員会の独立性を担保し、再発防止と安全性向上につなげるよう求めました。

 また、羽田空港の過密化や管制官の過重負担についても複数の理事から指摘がありました。


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