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2024年1月11日(木)

能登地震 2次避難所移る支援を

本村議員 被災地の声 国に要請

職員派遣・移動手段確保求め

 日本共産党の本村伸子衆院議員は8、9の両日、井上哲士参院議員と連携し、能登半島地震の避難者がホテルなどの2次避難所や、2次避難所への中継拠点となる1・5次避難所に移るための支援などを政府に要請しました。

 要請は、石川県輪島市の鐙(あぶみ)史朗党市議から要望を聞いて行いました。

 8日には内閣府防災担当に3点を要求。1点目は、2次避難所や1・5次避難所(金沢市のいしかわ総合スポーツセンター・約500人想定)に避難者が移れるよう応援職員を派遣し、不眠不休で疲弊している職員を応援することです。

 2点目は、ヘリなどでの空輸をはじめ1・5次避難所や2次避難所への被災者の移動手段の確保です。

 3点目は、国が2次避難所の確保に全力をあげることです。本村氏は、石川県の災害対策本部会議で輪島市長が、ぎゅうぎゅう詰めで段ボールベッドも設置できない避難所の状況を訴え、2次避難所の確保を連日求めていると指摘。石川県も2次避難所となる宿泊施設を懸命に探しているとして、国が旅行会社への委託や、自治体が持つ宿泊施設の活用を含めあらゆる手段を講じるよう求めました。

 9日には厚生労働省に、鐙市議から寄せられた「脱水症状を起こす方が多く点滴が足りていない」との声を届けました。また、被災者用の緊急小口資金等について、返済時に収入が少ない際に減免措置を講じ、国が財政支援を行うよう求めました。厚労省の担当者は「石川県とよく相談していきたい」と答えました。


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