2024年1月11日(木)
入間基地航空祭中止
共産党など観覧中止迫る
航空自衛隊は9日、入間基地(埼玉県狭山市)で20日に予定されていた航空祭を中止すると発表しました。能登半島地震への災害派遣に専念するためとしています。同基地の輪島分屯基地(石川県輪島市)が被災地で任務遂行していることも考慮したとしています。
7日に陸自習志野駐屯地(千葉県船橋市など)で予定されていた降下訓練始めは実施。大量のヘリが動員されていました。
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入間航空祭ではブルーインパルスの曲技飛行が行われ、入間市ではふるさと納税の返礼品として、基地に近い小中学校の屋上に観覧席が設けられる予定でした。
日本共産党や新日本婦人の会、平和委員会などは市に対し、「ブルーインパルスは過去に何度も事故を起こしており、人口密集地の上空で飛行すること自体が大きな危険を伴う」「教育以外の目的で教育施設を使うことは問題であり、ふるさと納税の返礼品としてふさわしいのか」として、学校での観覧中止などを申し入れていました。
“要請大きな意味”
共産党の安道佳子市議団長は「航空祭の中止で学校での観覧も中止となり、市民とともに市に申し入れたのは大きな意味があったと思う。入間基地は、災害対処拠点施設などがつくられ拡張されました。災害対応を最優先にすべきです」と話しています。








