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2024年1月8日(月)

きょうの潮流

 毎年恒例の「今年の漢字」。昨年、最も多かったのは「税」でしたが、若い世代が選んだのは「楽」でした。就活会社やネットの調査でわかりました▼「いろんな人に出会えて楽しかった」「いろんな行事が本格的にできたから」。コロナ禍の活動制限が解かれ、戻りつつある生活を楽しいと感じる若者が多かったようです。密な青春時代を過ごせなかった反動なのかもしれません▼あなたの人生において、大切にしたいと思うことは何ですか? 日本財団の「18歳意識調査」では家族とともに、自身の好きなことややりたいこと・趣味が上位に並んでいます。プライベートや自分のための時間により価値を置く姿がうかがえます▼一方で、格差の拡大がうみだす若者の貧困が社会問題となっています。家庭環境や高学費が壁となって、やりたいことができない。不安定な雇用、低賃金・長時間で働かされ日々時間が削られていく。矛盾に苦悩する現実があります▼いま、人間の自由とは何か、どうすればそれを実現できるか、模索する若者が増えています。「長時間労働や搾取からの解放や自由が社会主義の本質だと思う。自由とゆとりが持てれば、人間や社会はよりよくなると信じている」。本紙党活動面で紹介された20歳の学生党員の抱負です▼最近共産党に入った20代の女性も、人と人がたくさん対話してつながり、平和で自由にあふれた社会をつくっていきたいと語っていました。いつの時代も未来は青年のもの。きょうは成人の日です。


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