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2024年1月8日(月)

雪の中、水運び

石川・羽咋

写真

(写真)公民館に水を受け取りに来た男性=7日、石川県羽咋市(桑野白馬撮影)

 能登半島地震で大きな被害が出た石川県内では7日、雪やあられ、雨が断続的に降り、日中から冷たい風が吹きました。羽咋(はくい)市の余喜(よき)公民館では同日、岐阜県可児(かに)市から派遣された給水車が住民に水を供給。住民らは雨や寒さに首をすくめながら、持ってきた容器に水を入れていました。

 自宅の瓦が地震で崩落したという女性(80)は「知人の若い人が屋根にブルーシートをかけてくれた。今日の雨や雪では雨漏りしないだろうけど、いつまで持つか分からない」といいます。「これから金沢市の娘の家で、地震後初の入浴と洗濯です。さっぱりしてきたい」

 高齢の親と暮らす男性(54)は「生活するには、こんなに水が必要なんだねえ」とうつむきます。自宅近くの山から出る水を洗濯機に使っています。「洗濯機が壊れちゃうかも。でも、そんなこと言っていられない」と話し、足早に車に乗り込みました。(矢野昌弘)


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