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2024年1月8日(月)

安倍派 池田議員ら逮捕

「信頼回復」いうなら 証人喚問で真相究明を

 「しんぶん赤旗」日曜版が特報した自民党主要派閥のパーティー収入不記載を巡り、ついに現職衆院議員で自民党安倍派(清和政策研究会)の池田佳隆容疑者が政治資金規正法違反容疑(虚偽記載)で逮捕されました。

 不記載の発覚後、池田容疑者は自身の資金管理団体「池田黎明(れいめい)会」の政治資金収支報告書を訂正しました。19~22年の4年間で安倍派からの献金や同団体のパーティー収入など計5921万円を新たに計上。これほど多額の資金が表にでない“闇ガネ”となっていた形です。

 不記載は池田容疑者や安倍派にとどまらず、特捜部から任意の事情聴取を受けた二階俊博元幹事長の二階派(志帥会)、岸田文雄首相が会長だった岸田派(宏池政策研究会)、麻生太郎元首相の麻生派(志公会)、茂木敏充幹事長の茂木派(平成研究会)と、自民党の中枢そのものに広がっています。

 しかし、岸田首相は自民党の仕事始め(5日)で、「国民の信頼を回復」というだけで、企業・団体献金と政治資金パーティーの禁止に背を向けたままです。

 池田容疑者についても自民党は逮捕された7日に除名しただけで、不記載にしていた資金の使途や安倍派の指示などについていっさい説明していません。

 「信頼回復」をいうのなら、特捜部の捜査まかせにするのではなく、国会が独自に証人喚問などで真相究明をすべきです。(三浦誠)


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