2024年1月5日(金)
能登地震 高台造成地に地割れ
富山・小矢部 党市議が聞き取り
![]() (写真)地割れの状況を上田市議(左)に説明するBさん=4日、富山県小矢部市 |
能登半島の付け根に位置する富山県小矢部(おやべ)市は、1日に発生した能登半島地震で震度5強を観測しました。4日、日本共産党の上田由美子市議と地元の党員が、被災地を見舞い住民の要望を聞くため市内を調査しました。
住宅地を行くと、屋根の一部にブルーシートがかけられた住居、傾いた家、地割れ、塀のひび割れなど震災の爪痕が多く見られました。地割れの影響で破断した融雪管(地面の下を通した水を道路上の小さな穴からシャワー状に散布させ積雪を溶かす装置)も見つかりました。近隣住民は「これから雪のピークを迎えるのに不安」と言います。
Aさんの自宅には、敷地と道路を隔てる塀が倒壊の危険ということで「近づかない」と書かれた紙が掲げられています。Aさんは「全壊じゃない塀の撤去は自腹でしないといけない」とため息をつきます。
高台の造成地に立つBさんの自宅前には大きな地割れができていました。水道管は破断し、今も周囲の家を含め断水が続いています。住居部分も傾いてしまったBさんですが「まず水道を復旧してほしい」と訴えました。
上田市議は「断水の解消など早急にインフラの復旧をするよう市に求めていきたい」と話しました。









