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2024年1月1日(月)

きょうの潮流

 自分らしくいられる場所がほしい。その思いが、活動の原点になってきました。家でも、学校でも感じてきた居心地の悪さ。それは社会に出てからも▼福岡で同性パートナーとくらす中谷梨帆さん(28)は、不登校の子どもや若い女性たちの支援に携わってきました。みんなが生きやすい世の中にするには、どうしたらいいんだろう。抱えてきた苦悩のなかで、ひとつの決断をしました。日本共産党に入ることです▼「しんどいのは個人だけど、これは政治や社会の問題ではないか」。立ちふさがる差別や格差によって輝くことも挑戦することも許されない。そんないびつな国のかたちを、ともに正したいと▼「命の平等」が実現される社会をめざして。千葉でリハビリ看護師として働く女性(23)も最近入党を決意しました。被爆地や沖縄をまわって戦争や平和の問題を深めながら、人に優しい世界をどうすればつくれるのか考えてきました▼いま、人間の自由をもとめて民青や共産党に加わる若者が増えています。搾取や束縛から解き放たれ、みずからの能力を豊かに開花させる社会へ。矛盾に満ちた現実にあきらめず、未来につながる道を胸に▼「希望正如地上的路」。希望は、まさに地上の路(みち)のようなものだ。ほんらい、地上に路はなく、歩く人が増えれば、そこが路になるのである―。昨年亡くなった大江健三郎さんは、魯迅(ろじん)の希望についての言葉を政府への抗議集会で読み上げたことがあります。人びとの世を変える歩みに希望を込めて。


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