2023年12月29日(金)
各国首脳 “ガザ停戦を”
「最も深い懸念」
仏大統領、イスラエル首相に
フランスのマクロン大統領は27日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、パレスチナ・ガザ地区で多くの市民が犠牲になる人道的非常事態について「最も深い懸念」を表明し、ネタニヤフ氏に「すべての地域、国際パートナーと協力して永続的な停戦に向けて努力する必要がある」と強調しました。フランス大統領府が発表しました。
マクロン氏は10月7日のイスラム組織ハマスによるイスラエル攻撃以来、イスラエルを支持する立場をとってきましたが、パレスチナ市民の犠牲者が激増する下でイスラエルに停戦を呼びかけたもの。
さらにヨルダン川西岸でのユダヤ入植者によるパレスチナ人に対する暴力の停止や、新たな入植地の建設中止に向け「必要なあらゆる措置」を取るようイスラエルに求めました。
マクロン氏は、世界保健機関(WHO)がガザ地区の深刻な飢餓の危険を警告していることを踏まえ、ヨルダンと協力して、人道援助活動を行う計画も明らかにしました。