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2023年12月29日(金)

大野参院議員事務所など捜索

首相に説明させる責任

小池氏

 日本共産党の小池晃書記局長は28日の会見で、自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金問題で、東京地検特捜部が安倍派の大野泰正参院議員(岐阜選挙区)の議員会館事務所などを家宅捜索したことについて「次から次へと自民党議員の事務所に家宅捜索が入る異常な事態だ。岸田文雄首相が、自民党総裁として一連の事態について、それぞれの議員に説明責任を果たすよう求めるべきだ」と主張しました。

 小池氏は、大野氏側には5千万円ものパーティー券収入の還流が報じられているとして「いつから、誰の指示で行い、何に使ったのか洗いざらい捜査当局に答えるべきだし、国民に説明すべきだ」と述べました。大野氏も、27日に家宅捜索を受けた安倍派の池田佳隆衆院議員も一切国民に説明していないとして「こういう態度は許されない」と強調。「岸田首相は『政治の信頼を取り戻す』と言うが、それならばそれぞれの議員に説明責任を果たすよう求め、応じないのであれば証人喚問で国会での説明を求めるべきだ。それなしに信頼を取り戻すことも、再発防止をはかることもできない」と指摘しました。

 また、自民党内などで行われている政治資金規正法改正の議論について問われ「『政治改革』だといって真相解明をあいまいにすることは許されない。真相の徹底解明があってこそ再発防止の正しい対策は生まれる」と強調。徹底的な真相解明を進めながら、企業・団体献金という諸悪の根源をもとから絶つ、企業・団体献金全面禁止が必要だと主張しました。


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