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2023年12月27日(水)

差別チラシ 大阪・長野でも

DHC元会長の会社

地方紙 不適切認める

 DHC元会長の吉田嘉明氏が設立した通信販売会社「大和心」(東京都)が、外国人差別をあおる内容のチラシを新聞に折り込んでいた問題で、新たに大阪府枚方市で「朝日」に、長野県で地方紙「信濃毎日」に折り込まれていたことが26日、分かりました。「信濃毎日」は本紙の取材に「差別を助長しかねない内容が含まれていた」として、今後同様のことがないよう折り込みを取り次ぐ会社に要請するとしています。(嘉藤敬佑)


写真

(写真)「大和心」の折り込みチラシ(画像を一部加工)

 枚方市の新聞販売店によると問題のチラシは、「朝日」のグループ会社「朝日オリコミ」の取り次ぎで11月24日に折り込まれたといいます。朝日オリコミは、これまでに千葉県内の一部で「朝日」への折り込みを手配していたことが本紙の調べで分かっています。

 「信濃毎日」によるとチラシは11月24日に、長野県全域で同紙に折り込まれたといいます。チラシの内容については、折り込み各社がそれぞれ審査基準を設けており、新聞の発行本社は関与しない仕組みになっていると説明。その上で、「今後、このようなことがないように関係各社に対応を要請します」とコメントしました。

 朝日オリコミは、これまで本紙の取材に、「個別案件に関する質問には、一切お答えいたしかねます」としています。

 問題のチラシは、「極悪人もバカも、無審査のフリーパスで日本国民にしているのです」「悪事を働いても大抵が不起訴」などと外国人への差別をあおる内容が含まれていました。


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