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2023年12月27日(水)

オリジン争議が和解

JMITUのたたかい実る

 JMITU(日本金属製造情報通信労働組合)オリジン支部は25日、工場閉鎖にともなう退職強要の撤回を求めた争議について、会社との間で和解しました。

 オリジンは電源機器、半導体デバイス、精密機構部品などのメーカー。2022年12月、会社が埼玉オリジン第二工場(茨城県結城市)の閉鎖を通告。労働者に片道2時間半の転勤か、退職かの選択を迫りました。

 組合は4月、埼玉県労働委員会に不当労働行為救済を申し立て。6月の工場閉鎖強行後も、工場内の組合事務所を確保し、会社前宣伝などを続けました。

 12月14日にはオリジン本社前総行動に茨城、埼玉、栃木、東京、千葉などから支援者が駆け付け、座り込みを行い、年内解決を訴えました。

 和解協定書では、親会社オリジンと直接の雇用先の埼玉オリジンが署名。工場閉鎖により労働者に多大な生活上の不利益を与え、重大問題については組合と事前に協議するとした確認書の尊重が不十分だったと認め、遺憾の意を表しました。会社は組合に解決金を支払い、組合員2人は合意退職します。

 JMITUオリジン支部の生井友和書記長は、「会社の謝罪の意と納得できる和解条件を引き出すことができました。協力支援を頂いた皆様には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と述べました。


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