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2023年12月27日(水)

裏金解明 国会役割重要

国対委員長会談 穀田氏が主張

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(写真)与野党の国対委員長会談。右から2人目が穀田国対委員長、左端は塩川議員=26日、国会内

 与野党の国対委員長会談が26日に国会内で開かれ、日本共産党の穀田恵二国対委員長は、自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金問題について、「閉会中審査や証人喚問を行い、本格的な解明に国会としての役割を果たすことが重要だ」と主張しました。

 会談では、与野党6党で構成する衆院選挙制度協議会が、現行選挙制度の検証と評価や望ましい制度のあり方について論点を整理した報告書を各党国対委員長に提出しました。同協議会は、1996年の小選挙区比例代表並立制の実施から四半世紀を経てさまざまな問題が出ているとして、約1年間議論してきました。

 協議会に参加してきた日本共産党の塩川鉄也議員は、自民党派閥の裏金問題を議論せずにまとめられた報告書だとして「了承できない」と主張。もともと30年前の「政治改革」は、リクルート事件など金権腐敗に対する国民の政治不信が噴出するなか、自民党が金権腐敗や派閥の問題は「中選挙区制の弊害」だと議論をすりかえて小選挙区制度を導入したものだと指摘。「いま小選挙区制のもとで同じことが繰り返されている。派閥と金権腐敗の政治は何も変わっていない」と批判し、比例代表中心の制度こそふさわしいと強調しました。


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